キンモクセイ

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キンモクセイの育て方

2016年10月9日放送のNHK「趣味の園芸」は
育てたい花・秋「キンモクセイ」

鉢植えで楽しむ方法を
園芸研究家の上条祐一郎さんに
教えていただきました。

苗木の選び方や植えつけ方、
剪定方法などを紹介!

鉢植えで楽しむキンモクセイ

キンモクセイというと庭に植えてあり
大きくてこんもりしたイメージですが、
園芸研究家の上条祐一郎さんが
おすすめするのは鉢植えです。

鉢植だと自然な枝ぶりも観賞でき
枝の中に咲く花がきれいに見えます。

また、鉢で育てると庭植えよりも
より小さいうちから花が咲く
というメリットもあります。

キンモクセイはとてもお日様が好きですが、
鉢植えなら生育期はひなたに置いて
開花したら好きな所へ移動して楽しめる
ということもできます。

鉢植えのキンモクセイ



苗木の選び方

高さ160cm以上の苗木は鉢植えには不向き。

鉢植なら、高さ50cm~120cmを選ぶとよいです。
これならスペースそれほど取らないです。

そして、今すぐ花を楽しみたい方は
株元の幹の太さに注目します。

キンモクセイはある程度の樹齢に達しないと
開花しません。

樹齢を見わけるには幹の太さで判断します。

幹の太さがおおよそ1.5~2cmぐらいあると
開花する樹齢に達していると判断できます。
その苗はその年に花が楽しめると思います。

1cmないぐらいのかわいい細い苗は。
来年以降の開花になるようです。

この株元の幹の太さで判断してください。


キンモクセイの植えつけ方

キンモクセイは常緑樹で寒さが少し苦手。

なので購入したら早く植え替えて
冬が来る前に根をしっかり張って
冬の寒さに耐える事ができるようにします。

鉢は苗木よりも一回りから二回り
大きな鉢を用意します。

鉢底石を敷いたら
赤玉土と腐葉土を7対3の割合で、
元肥も入れます。

開花中なら根鉢はくずさず
花後なら少しだけくずして鉢に据えます。

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ウォータースペースを3cmほど残して
土を入れます。

隙間をつくらないよう
土をしっかりと入れます。


3月には剪定

キンモクセイはとても生育が旺盛なので
そのまま育てると背が高くなりすぎたり、
枝が混みすぎたりして
軽やかさが失われてしまいます。

ですのでせん定が必要です。

ただ、刈り込むと庭植えのキンモクセイのように
塊のようになってしまって軽やかさがなくなります。

なのですくような感じでせん定をするとよいです。

【①絡み合った枝を切る】
枝が交差して絡んでいるところは
どちらかを切らないと将来枝と枝がすれて
傷つけ合ったりして駄目になってしまう可能性があります。

これは横枝がたくさん出ている方の枝を残し、
横枝の少ないほうの枝を切ります。

切る位置は絡んでいるところの下の分岐点で
切ります。

キンモクセイの剪定



【②上に伸びた枝を切る】
上に長く伸びた枝を間引く。

これも枝の分かれ目分岐点で切ります。


【③混みあった枝を切る】
木の内側方面に向いている枝を切る。

内側に向いてるという事は今は交差してなくても
いずれ交差していく。

また、内側に向くとどんどん枝を混ませてしまう
原因になります。

このせん定は3月に行います。
3月は冬が終わってこれから暖かくなって
すぐ新芽が伸び始める時期で常緑樹のキンモクセイには
一番せん定に適してる時期です。

せん定する事で枝と枝の間に光が入り
株全体に花をちりばめたように咲きます。

従来の刈り込まれた姿とは違った
自然な枝ぶりが楽しめます。


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