ナスの育て方

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ナスの育て方

なすは初夏から秋まで長い間収穫できるのがうれしいところですね。

そんななすを露地栽培(畑)で育てる方法を紹介!

ナスは高温を好むので植えつけるのは5月上旬ぐらいから。

日当たりのよい場所を選びます。

乾燥に弱いので、
土の表面が乾燥してきたら十分に水を与えるようにします。

土づくりの方法

【土づくり】
まずは土づくり。
苦土石灰をまき弱酸性にします。
1㎡あたり100gほどまきます。

土と石灰がよく混ざるように耕します。
平らにならしたら1週間ほど寝かせなじませます。

続いては堆肥と化成肥料をまいていきますが、
溝施肥にするとよいです。

溝施肥とは区画に溝を掘り、そこに堆肥や化成肥料をまく方法。
肥料を長く効かせる事ができるため。
10月まで長く育てるナスの栽培におすすめです。

ここではスペースは幅60cm、長さ240cm。
1列に4株植えます。

真ん中に溝を掘ります。

溝の幅は20cmぐらい。クワの幅と同じです。
深さは30cmぐらい。

ナスの栽培

溝ができたら肥料をまいていきます。

ナスの栽培に使う肥料
完熟牛ふん堆肥・化成肥料・熔リン

まずは溝全体に(完熟牛ふん)堆肥。
1㎡あたり3リットルをまきます。

その上に化成肥料を
1㎡あたり100gまきます。

さらに熔リンを1㎡あたり50g
まくとよいです。

肥料をまいたら周りの土を溝に埋め戻します。

続いて水はけをよくするための畝を立てます。

区画の外側を掘り、すくい上げた土を内側に積み上げていきます。

立て終えた畝の表面は平らにならし余分な水がたまらないようにします。
土を盛り上げる高さは10cm目安。

土を盛る事で水はけがよくなり、野菜が成長しやすくなります。

続いてマルチを敷いていきます。
マルチを畝の表面に敷くと土の温度が上がり、
野菜の生育がよくなます。
光も遮断するので雑草も防除できます。

マルチは畝全体を覆うように畝より30cmほど
大きめのものを用意。
たるみができないようにマルチの端を足で踏み、
土をかぶせて固定します。

ナスの栽培

続いてマルチ専用の穴あけ器などを使い、植え穴を作ります。
穴の間隔は60cmぐらい。

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苗の植えつけ

【なすの良い苗の選び方】
つぼみがついている
葉が7~9枚ついている
つぎ木苗を選ぶ
つぎ木苗は病気や害虫に強い野生種のナスを台木に使い、
その上に育てるナスをつぎ合わせたもの。
育ててやすく収穫も見込めるので初心者にはおすすめ。

穴をあけたら植えつけ前にたっぷりと水を注ぎ、
根を張りやすくします。
水が引いたら苗の植えつけです。

苗は傷めないように株元を指で挟みながら
逆さまにしポットから外します。

植え穴に入れたあとは周囲を軽く押さえ密着させます。

【支柱立て&誘引】
今回使う支柱は長さ150cm。
1株に1本使います。

支柱は株から10cmほど離し、垂直に立てます。

続いては誘引です。
誘引とはひもを使い苗を支柱に固定する作業。

苗には緩く支柱には強く結ぶのがポイントです。
誘引後はたっぷりと水をやります。

ナスの誘引

【3本仕立て】
一番最初に咲く花、一番花がついたら
その下のわき芽を2つだけ残しその他の芽は全て摘み取ります。
主枝とその下のわき芽2本を生かす三本仕立てにするとよいです。

なすの三本仕立て

【肥料】
追肥は実がつき始めたら、2週間に1回程度施します。

【収穫】
最初にできる実は小さいうちに収穫します。
この作業を摘果といいます。
摘果を行えば株は大きく成長し、後にたくさんの実がつきます。

摘果↓

最初にできたナス

ナスの育て方

ナスは熟すとかたくなってしまうので、
一般的に開花後20日程度、
中長ナスだったら長さが10~12cmになったら、
ヘタの上をハサミで切って収穫します

【更新剪定】
夏になると枝が混んで日当たりが悪くなってくるので
7月下旬から8月上旬頃に、
株を若返らせる更新剪定を行うとよいです。
全体の1/3~1/2ぐらいの枝を剪定します。

さらに、株の周囲30~40cmにスコップを差し込んで
根を切断する根切りをするとよいです。

根切りの後にはスコップで作った土のすき間に
化成肥料を施してたっぷ水やりをします。

ちょっとわかりいくいけど根切りをしているところ↓
なすの根切り

9月頃になると、再び秋ナスが収穫できるようになります。

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