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鉢植えのバラは状態にもよりますが、小さな鉢なら1~2年、大きな鉢なら2~3年に1回が植え替えの目安といわれています。
でもバラっていつ植え替えしたらいのかなって思ったことないですか?
実はバラは休眠期に入る冬の12~1月頃が植え替え作業の適期なんです。
また、バラの枝や根の状態によって植え替え方法も変わってきます。
そんな鉢バラの植え替え方法を紹介します。
植え替えの前にバラの枝と根の状態をチェック
バラは2月に枝を切り戻す剪定作業があります。
なので鉢植えのバラの植え替えを行うのは剪定前の1月中に済ませておくとよいです。
2月に植え替えと切り戻しを同時に行うこともできるのですが、一緒に行うと負担が大きいため、段階的に行うことでダメージを少なくすることができます。
植え替えをする前にバラの枝と根の状態を観察します。
赤い枝や赤みのある枝が多かったり、緑色の枝が多いバラは健康なバラ。
そして根もチェックします。
棒などで株元と鉢縁の中間あたりの土を1~2か所さします。
棒がなかなかささらない場合は鉢全体に根が張っている状態、つまり根詰まりしているので植え替えが必要です。
逆に棒が深くささる場合は根が伸びる隙間がある、つまり根詰まりしていないので特に植え替える必要はありません。
気になる方は春の開花後に再びチェックしてみるといいです。
バラの植え替え方法
バラを植え替えるにあたってまず葉を全部取ります。
次に花や新芽のある枝先も5~10cmほど軽く切り戻します。
植え替えで根を切るので、水分の蒸散や芽の生育をおさえて根を休ませるためです。
【基本の植え替え】
植え替え前に根の整理。
根詰まりしていると根は栄養や水分をうまく吸収できません。
そこで根を整理することで吸収もよくなり、きれいな花をたくさん咲かせることができます。
株元をつかんで鉢から株を抜きます。
根を上の層、中間の層、下の層にわけてそれぞれくずします。
まずは上の層です。
固くなっているので上から下に向かって皮をめくるようにはがしとります。
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次は下の層です。根鉢の底にはさみで十字に切れ込みを入れ、中間からみかんの皮をめくるようにはがしとります。
中間の層は横にして、もむようにしてくずします。
最後に株をゆすって土を落とします。
長く伸びた根や傷んだ根ははさみで切り、根の長さをそろえます。
大きさ的には元の大きさの半分から2/3ぐらいは残します。
【植え替え方法】
鉢に鉢底ネットを敷き、底穴が見えなくなる程度に鉢底石を敷きます。
バラ専用の培養土を半分ほど入れ、根をできるだけ広げて鉢の中央に置き、高さを確認しながら残りの土を入れます。
鉢縁の3~5cm下まで培養土を足します。
接ぎ木部分は埋めにないようにします。鉢を軽くゆすって落ち着かせます。
根が張りやすいように押し固めない様にします。
シャワー状に水をタップリやって根と土をなじませます。
1時間ほどたってもう一度水をやったら日当たりの良い場所に置いてください。
元気のない株の植え替え
黄色い感じの枝が多く、元気のないバラは植え替えが必要です。
まず鉢から抜いて根の状態をチェックします。
枝の状態が悪くても根がよく張っていたら上の根詰まりした株の植え替えと同じ方法で植え替えをします。
しかし、根が少なくなっていたり、傷んでいたら一回り小さな鉢に植え替えます。
このような根を一回り大きな鉢に植え替えると土の量が多すぎて乾きにくくなり、さらに根を傷める原因になってしまいます。
根が少ない株は小さな鉢に植え替えます。
【植え替え方法】
枯れている枝、黄色い枝などを切ります。
葉っぱもすべて取り除きます。
鉢から根を取り出して軽くふるって根についた土を落とします。
傷んでいる黒い根は少しずつ切っていき、白い部分が出るまで切り戻します。
そうするとここから新しい根が生えてきます。
植えつけ方法は根詰まりした株と同じです。
ただし、鉢は一回りから二回り小さなものにします。
植え替え後、水をタップリやって根と土をなじませます。
1時間ほどたってもう一度水をやったら日当たりの良い場所に置いてください。
まとめ
バラの健康状態にあった方法で植え替えて活力をアップさせましょう!
参考:趣味の園芸 小山内健さん
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