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桜は庭で育てるイメージが強いですが、実は鉢植えでも育てやすい花木です。
そこで桜の鉢植えの育て方の紹介をします。
鉢植えに向いている桜の品種
桜は大きくなるので、広い庭でないと育てるのは無理だと思っていませんか?
庭植えでなくても鉢植えにして若木のうちから樹勢を調整すれば、コンパクトな樹形のままたくさんの花を咲かせることができます。
また、鉢植えに向く品種を購入するとよいです。
園芸研究家 山崎隆雄さんのおすすめの品種を紹介します。
苗木を入手しやすくて鉢植えに向く桜の品種。
【一重咲き】
ソメイヨシノに代表される一重咲きの桜。
マメザクラ、十月桜、河津桜などが入手しやすい。
【八重咲き】
小さな株でも豪華な雰囲気になるので、特に鉢植え向き。
枝が上に伸びて横には広がらない“天の川”や比較的コンパクトな“八重紅彼岸”、“旭山”などが育てやすい。
桜の植えつけ方
冬は桜の苗木の植え付けの適期です。
桜の苗木はほとんどがつぎ木苗で、5~6号のポットに植えつけられたものが晩秋に多く出回ります。
植えつけの適期は12月、2月下旬~3月中旬です。
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【鉢への植えつけ方】
8号スリット鉢などに大粒の鉢底石と園芸用培養土を少し入れます。
苗木の根鉢は外側を軽くくずします。
苗木を置いて培養土を足し、つぎ口が隠れるくらいの深さに植えつけます。
緩効性化成肥料を規定量施し、たっぷりと水を与えます。
なるべく日なたで育てます。
鉢土の表面が乾いたら鉢底から流れ出るまでたっぷりと水やりをします。
【1年目】
最初は1本の棒状になっています。
もしこの段階の苗木を手にれたら、好みの高さに切ります。
【2年目】
市販のポット苗の苗木の多くはこの段階です。
新しい枝が伸びます。
【3年目】
さらに枝数が増えます。
中心になっている枝を切り詰めて上方向の伸びを止めて、横方向に枝を広げるようにします。
【それ以降】
長く伸びた枝を切り戻して花芽をつけさせる剪定と枝を間引く剪定をします。
鉢植えの桜の管理方法
【肥料】
2月頃に寒肥、花後にお礼肥、9月頃に追肥をします。
【病害虫】
コスカシバ、モンクロシャチホコ、アメリカシロヒトリなど害虫が多く、定期的な薬剤散布が必要です。
【鉢植えの植え替え】
鉢植えの桜は2~3年に1回、冬に植え替えます。
適期は12月もしくは1月下旬~2月中旬です。
根鉢を軽くくずして古い土を落とし、新しい用土で植え替えます。
まとめ
害虫対策が大変なイメージのある桜ですが、鉢植え栽培なら病害虫の発見が早く、発生しても駆除しやすいですね。
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