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冬が苦手な植物もたくさんあります。
そこで冬に備えて植物の防寒対策をしましょう。
冬の寒さ対策 置き場所
植物によってどのくらい寒さに強いのかが変わってきます。
程度によって非耐寒性、半耐寒性、耐寒性に分けられ、対策も変わってきます。
まずは自分の育てている植物がどのくらいの寒さに耐えられるのかを調べてみましょう。
【非耐寒性の植物】
ポインセチア、シクラメン、インパチェス、カランコエ、ハイビスカス、ジニア、観葉植物類、ベゴニア類、洋ラン類など。
非耐寒性の植物は室内に取り込みます。
10℃以下で葉がぐったりとして枯死することもあります。
対策→11月下旬ぐらいまでに取り込むとよいのですが、取り込んでいなかったら早急に室内に入れます。
【半耐寒性の植物】
エレモフィラ、ガーデンシクラメン、プリムラ類、ネメシア、フリージア、ランタナ、デュランタ、マーガレットなど。
半耐寒性の植物は軒下に置きます。
5℃前後で生育が鈍くなり、株もやや傷んで黒ずんだりしますが、生存はできます。
対策→軒下に移動させます。
軒下は寒風が吹きこまないので気温も下がりにくく、霜も避けられます。
庭植えの場合は不織布などで覆って風や霜から守ります。
アジサイ、クリスマスローズ、クレマチス、バラ、パンジー、ジキタリス、シュウメイギクなど
耐寒性植物はそのまま庭で大丈夫です。
寒さに比較的強く、0℃以下になっても生育または休眠して生存します。
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対策→場所を変えたりする必要はありません。
冬の水やり
植物中の水分が多いと凍結しやすくなります。
なので、冬の水やりは春~秋よりも少なくします。
春~秋は“土の表面が乾いたら”やりますが、冬は“鉢土の表面が乾いてから1~2日おいて”水やりをします。
ただし、水やりの量は春~秋と同じ“鉢底から流れ出るぐらいにたっぷり”とやります。
また、水やりの時間帯は日が出て気温が上がった午前中がよいです。
夕方にあげるのはやめましょう。
残った水が凍って根を傷めてしまいます。
冬の対策 風&霜&雪
【風】
冷たい風は体感温度をより低下させ、葉から水分を取ってしまいます。
鉢植えは風の通り道に置かない様にします。
庭植えの花は不織布などで全体を覆います。
株の数が少ない場合は市販のホットキャッぷをかぶせると簡単です。
樹高の低い樹木は株全体を不織布や寒冷紗で覆うとよいです。
【霜】
霜柱がたつと株元の土が凍ったり、解けたりするので根の付け根が傷み、生育が悪くなります。
霜柱の予防としては株元に腐葉土やバーク、わらなどでマルチングします。
腐葉土などには霜柱がたちますが、土には立たないので根鉢は傷みません。
【雪】
雪は光を通し、水分を含んでいるので植物を覆ってしまってもさほど生育には問題はありません。
けれども枝葉につもると重みで折れたり裂けたりしてダメージをうけてしまいます。
雪国では樹木の枝折れの予防に株全体を縛ったり、支柱を立てて支えたりします。
しかし雪国でなければ特に対策をしなくても、雪が降ったときに雪をふり払う感じで大丈夫です。
草花も雪で覆われても問題はないのですが、屋根から落ちた雪でつぶされてしまうこともあります。
鉢の場合は雪が降りそうになったら屋根の雪が落ちてこない場所に移動させるとよいです。
まとめ
冬越しを上手にして春には植物の元気な姿を楽しみましょう!
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