クリスマスローズ

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クリスマスローズ

クリスマスローズは大きく分けて3つの種類に分けられます。

種類によって性質が違い、育て方も変わってきます。

そこでそれぞれのクリスマスローズの種類の特徴を紹介!

さらに良い苗の選び方もお伝えしています。

クリスマスローズの種類

【原種(有茎〔形〕種)】
クリスマスローズ・フェダチスやクリスマスローズ・アーグチフォリウスなど。

【交配種(無茎〔形〕種)】ガーデン・ハイブリッド
ヘレボルス・オリエンタリスという原種を中心に交配がすすめられた園芸種。
花色や花形も豊富で日本の気候にも向いていて育てやすい。

【ニゲル種(中間種)】
イギリスではクリスマスローズというとニゲルを指します。原種は白い花のみです。

ニゲルは遺伝的には有形種に近いので有形種とされることもあります。
有形種と無形種の両方の性質を持っています。

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クリスマスローズの種類

原種(有形種) 交配種(無形種) ニゲル種(中間種)
草姿 立ち上がった茎に葉をつけ、頂部に花を咲かせる
草丈が高く生育旺盛
花柄(花を咲かせる茎)と葉柄(葉になる茎)が別々に伸びる
流通量が多く育てやすい
茎に葉も花もつくが地際にあり、姿は無形種に似ている
クリスマスのころから咲く純白の花
色は1~2種類。形はシングルのみ。
開花期:1~3月
色も形も多種多様。
開花期:2月下旬~4月
色は2~3色(原種は白のみ)。形はシングルだけ(原種はダブルも)
開花期:12月下旬~3月中旬
性質 耐寒性→温暖な地中海地方原産なので弱い
耐湿性→原産地は雨が降らない地中海性気候なので弱い
耐病性→原種そのものなので弱い。
耐虫性→カイガラムシがつくこともある
耐寒性→東ヨーロッパ原産なので寒風に耐える
耐湿性→湿度が高い地方原産のものも多いので強い
耐病性→近縁で交配しているので弱いこともある
耐虫性→虫はつきにくい
耐寒性→有形種との交雑種は傷むこともある
耐湿性→有形種との交雑種は弱いこともある
耐病性→ニゲルとの有形種は遠縁。遠縁の交雑は病気に強い
耐虫性→アブラムシがつくこともある
株の大きさ 高さは1mを超えることもある
幅は30cm~1m。
高さは40cmほど。
幅は40cm~70cm。
高さは40cmほど。
幅は40cm~70cm。
育てる環境 庭植え向き。日当たりがよく水はけのよい場所に 鉢植えに向いていますが性質が強いので庭植えも可能。水はけがよく、半日は日の当たる場所に 鉢植えに向き。日当たりの良い場所に/td>
寿命 2~5年で株姿が乱れ、元気がなくなる 株分けすれば何十年も元気良く咲き続ける 4~7年で株姿が乱れ、元気がなくなる
種の量はとても多く、まいてから1~2年で咲く 種は多くとれるが、まいてから3~4年で咲く 原種のニゲルはたくさんとれるが、交雑種はほとんど種ができない

【花の咲き方】
シングル→一重咲き
セミダブル→半八重咲き
ダブル→八重咲き


どの大きさの苗がいい?

市販されているクリスマスローズの苗には3号(9㎝)ぐらいの小さなポット苗と5号(15cm)ぐらいの大きなポット苗、さらに6号(18cm)(開花株)の苗で売られていることが多いです。

すぐに開花すると思って購入する人もいるのですが、ポット苗はすぐには咲かないです。

3号の小さなポット苗は種まきから1年ぐらいの苗で開花するまでには2~3年かかります。

5号の大きなポット苗は種まきから2年目のものが多く、入手したその年か翌年には開花します。

初めて買うなら開花株の方がよいです。
花の色や形を確認できるからです。

花が咲いていない苗は種から育てた株の場合、ラベルと花色が違うこともあります。


よい苗の選び方は、葉の数は少なくてもしっかりした葉が出ているほうがいいです。

葉が多いほうがよい感じはしますが、細かい葉がたくさん出ているものは芽も小さく、全く開花しなかったり開花が遅れ、花も小さく咲きます。

よい苗↓

クリスマスローズ よい苗


あまりよくない苗↓

クリスマスローズ よくない苗

感想

多種多彩なクリスマスローズ。
自分の好みを見つけて楽しんでくださいね!


参考:趣味の園芸

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